老夫婦で一緒にいても
定年後、夫婦二人で過ごすのは当たり前になってきました。
夫婦はより良い関係になるように努力していかなければ、生活はつまらないものとなるでしょう。
※夫婦でよりよい生活を送るためのヒントはこちらをご覧ください。
夫婦二人でいるのに、ひとりで生活しているようだということがあります。
例えば、旦那さんのインターネットが、よい情報を得るためによかれと思っていることも、奥さんとのコミュニケーションが減るほどインターネットに夢中になってしまい、奥さんはさみしく過ごすというのもその一つです。

ひとりになった時
配偶者が亡くなり、老後にひとりになるのは不安でしょうか?気楽でしょうか?
歳をとった分、最初は気楽と感じず不安かもしれません。
病気になったらどうするのか。
買い物はだれがするのか。
重い荷物は誰が運ぶのか。
家のメンテナンス、修理はもうわからないのではないか。
全てが自分だと思うと、不安になるでしょう。
専業主婦で、外の世界に出ず、旦那さんが常に助けてくれた人ならなおさらそう感じるでしょう。
誰かが自分を見てくれる、それが当たり前だったら、ひとりは不安でしょう。
子どもと住むのはよい選択か
子どもの世帯に入るというのは、かなりのストレスを感じるものです。
子どもは一つの家庭を築いており、配偶者、孫もいます。
遊びに行くぐらいなら、おばあちゃん、おじいちゃんと少しは歓迎してくれますが、一緒に住むとなると違います。
起きたときから、寝るまで家族として生活するのです。

自分の過去を思いだして下さい。
昔は旦那さんがいて、お姑さんやお舅さんがいました。
一緒に住んで苦労した経験があるなら、今自分がその立場だったら、嫁は自分がどういう存在で、どう思うだろうと考えるでしょう。
どの時代も若い者の考えが分からないと年配側は思います。
そう思うと、若い方もお年寄りの考えが分からないと思ってくるでしょう。
実際体が動くか、不便かというより、家族に気を使いながら生活する方がはるかにストレスを生みます。
食事などは作ってくれるかもしれませんが、よく聞くのは、食事を部屋に運んで、終わったら取りに行く。家族の団らんもなく、ご飯は一人で一人で食べる。
食事の文句も言えない。・・入院しているような生活です。
入院なら、あきらめもつくでしょうが、家庭だったら、さみしさは一層増すでしょう。
自分で決めたい
食事も自分で決め、ご飯を食べる時間、お風呂に入る時間、生活を自分で決めれるのは、ひとりの不便さにまさる自由度があります。
統計によれば、その方がはるかに悩みが少なく、健康面でも良好に過ごせませす。
知っている人たちだけでも80後半、90歳過ぎでも一人で暮らしている人たちはたくさんいます。
耳が多少聞こえにくい、車に乗れない、自転車に乗れないなど生活面での不便はありますが、元気な人がいっぱいいます。
自分で決めれる自由は、何物にも代えられないのです。

頼っていては余計に老いる
依存心が強いと、ひとりは不安になるかもしれません。
頼って生きてきた傾向にある人ほど、身体面の衰え、精神面での不安を抱えるのが早いようです。
他への期待が大きいと、期待に応えてくれない場合のストレスは大きいようです。
若いころ頑張ってきたのに、まだ頑張るのかと愚痴る気持ちも、子どもに依頼を求めています。
よく言われることですが、過度の依頼心は人をダメにしてしまいます。
老齢になると不安で頼ってしまいたいですが、その気持ちを捨てるようにした方が自分のためになります。
残念ながら、子どもにとってあまりに重荷の存在になると、老人施設に入れられて、顔を見にも来てくれないということは現実にあります。
自由を得るには
老齢でひとりになっても、出来るだけ自分のことは自分で出来るようにしていきましょう。
今老齢になっていなくても、いずれそうなるので、その覚悟はその前からしておいた方がよいでしょう。
今まで夫婦でやって来て、ひとりになったら辛いことです。
悲しい時が過ぎたら、出来るだけひとりで自由を得て暮らして下さい。
ひとりは不安ではありません。自分から進んでいけば友達もできます。
今は援助してくれる施設もあります。
インターネットでこのブログを見つけたなら、これからの老後の生活に役立てて下さい。
こうやってインターネットで情報を得るのは、一過性の楽しみではなく、
自分のより良い生活を見つけてくヒントにもなってくれます。