結婚生活の現実は
夫婦でいるのが疲れるのはなぜ
夫婦で共にいて疲れていると思うあなた。
夫婦は、元は違う環境で生まれ、生きて来ました。
家での習慣も違えば、育てられたしつけも違うし考え方も違います。
とにかく別の世界で生きてきた人間です。

ある結婚という日から、二人は一緒に暮らし始めたんです。
愛し合って結婚した夫婦も、毎日の生活で違いに接し、疲れを感じてくるのは当然です。
でも出来るだけ疲れないでいたいですよね。
どうしたら夫婦で暮らしていて疲れを少なくできるか
考えてみましょう。
結婚する前
結婚する前は、相手はとてもよく見えました。
優しくて、親切で、相手が喜ぶことをしてくれました。
恋愛のはじめは男性の方が感情が高まり、その後女性の方が高まっていく傾向にあるようです。

男性は女性を自分のものにするために、あれこれともしかしていつもはこんなことはしないぐらいに親切かもしれません。
女性が話すことも聞いてくれました。
恋人時代は何を聞いてても楽しいですもんね。
親切で話を聴いてくれるそんな彼氏に女性も心が惹かれていきますよね。
こんな風に結婚前に、男性が普段ではしないぐらいの、親切や優しさを示してきました。
女性も今以上に男性には甘え、何も言い返したりはしなかったかもしれません。
まだお互いをよく知らないと遠慮もありますしね。
結婚前なら、お互いの責任もないし、一日中一緒にいるわけではないので、自分がいいところを見せれます。
いいところしか見せ合わなかった二人。
このギャップが結婚生活が始まると現れます。
結婚生活
結婚すると、同じ屋根の下での生活が始まります。
同じ家にいると、何でも見えてきます。
だんなさんは、起きたら服を片づけないし、さわやかな挨拶もなしです。
小さな癖も気になります。結婚前には気が付かなった貧乏ゆすりも頻繁にします。
小さなことがだんだん気になってきます。
奥さんの方はどうでしょうか。
愛らしかった奥さんは、小さなことですぐ小言をいうようになります。
自分のしたいことをしようとすると、すぐ怒ります。
家事を手伝おうとすると、やり方が悪いのか何かと文句を言われます。
やらない方がよかったか。
専業主婦の方が、外に出ない分自由のように思えます。
しかし夫と自分という関係で、外へのエネルギーがないだけ、相手の嫌な部分がどんどん膨れ上がっていきます。
料理、洗濯、掃除、育児など家でやる仕事はたくさんあります。
家にずっといれば出来るでしょと、旦那さんは考えるかもしれませんが、この仕事は定時がありません。
ずっと奥さんが受け持つとなると、タイムカードなしの仕事をずっとしているのに、給料もありません。
旦那さんから、よくやってるね、などのねぎらいこの言葉もなく、当たり前で見ていれば、だんだん不満がたまっていくでしょう。
奥さんが働くとどうでしょうか。
共働きの夫婦は、現在夫婦のうち1/3を占めるようです。
共働きの場合は、更に奥さんの負担も多くなっていきます。
奥さんは家に帰っても家族のために働くので、一日中働き詰めです。
家の仕事は多く、大半は妻の方の仕事となっています。
奥さんの家事の時間は一日3時間3分ですが、夫は、わずか25分と統計もあります。
夫と妻の仕事、家事・育児、自由時間の状況((平成20年社会生活基本調査)総務省)
この統計を考えると、旦那さんの立場の人は、自分は奥さんに甘えていないかと考えていくきっかけとなるかもしれません。
奥さんは旦那さんに対して、もっとこうしてほしいと思うでしょう。
とはいえ相手にこうゆう考えを求めると不満がたまっていきます。
自分の方が考え、どうやって疲れずに暮らしていけるかを見直してみましょう。
何が不満か見直す
何が今不満だと感じるのでしょうか。
冷静に思い出し、紙に書いたりして見つめなおしてみましょう。
問題点を出してみるんですね。
例えば、奥さんは
片付けをしてくれない
子どもを見てくれない
旦那さんは
すぐ小言をいう
帰っても何もやってない
ゆっくりとさせてくれない
相手にこうして欲しいと思うことがあって、実際そのように動いてくれないと不満に思いますね。
どうしたらこれを不満と感じなくなるのでしょうか。
相手の立場で考える
自分がこうして欲しいと考えた願いがかなったら、それをやすらぎと感じるでしょうか。
夫婦は一緒に生活していますが、別個の考えを持つ人間です。
相手を自分の思う通りに動かしたいですか?
思考を同じにしてと願いますか?
こうゆう場面を考えてみましょう
旦那さんが服やものを置きっぱなしで、奥さんはイライラしています。
奥さん→片付けをして
旦那さん→いちいちめんどくさい
奥さん→なんでしてくれないの
旦那さん→いつもうるさいなあ
こうしてほしいがなぜしてくれないんだろうと思ったら、相手の方の見方から考えてみます。
旦那さんなら
奥さんがいつも小言をいうのはどの点か。
どうしてそう言うか。
自分はその望みを全て行動できるか?
なかなかできないことをどうやって分かってもらえるか。
更にこう考えるかもしれません
奥さんは片付けをしたばかりなので、散らかしたくないんだな。
実家もいつもきれいだったな。
では自分が出来ない理由は?
片づけるのが習慣づいていない。
そんなに片付いてなくても気にならない。
自分がそのままで散らかしたら、奥さんはいつもすぐ片づけてくれる。
そのお礼を言っているかな。
奥さんなら、何回言ってもやってくれないのはなぜなんだろう。
どうしてできないんだろう。
更にこう考えるかもしれません
育った環境でそうゆう習慣がないかもしれない。
お母さんがやってくれてたかもしれない。それが結婚して変わるだろうか。
自分は旦那さんが片付けをするようになってほしいって押し付けていないか。
この言い方で旦那さんが快く動くだろうか。
不満に不満を重ねてると、人間は疲れてしまいます。
不満は家の中で、袋に入ったゴミのようにをどんどん場所を占めていきます。
この不満ゴミを捨てていかなければなりません。
自分が相手にこうして欲しいと望んでいることは、自分本位の考えではないかと考え、それをしてくれないと思っている不満をなくしていくのです。
そうやって家の中の不満ゴミをきれいにし、やすらぎの空間を作っていきましょう。
やすらぎを見出したいなら、まず自分の方から、相手のことを考えて言葉を発したり行動したりします。
これを積み重ねると相手の見方や態度も変わってきます。
カーネーギーの著にも、人を動かす秘訣が書かれています。
常に相手の立場に身を置き、相手の立場から物事を考える
人を動かす D.カーネギー 引用

やすらぎを作り出す
疲れたなあと思ったら、自分が疲れる原因と書き出して、あ、こんな場面が不満と思ったら、ぐっと感情をする出すのでなく、相手の側のことを考えて下さい。
これを繰り返していくとお互いが変わっていきます。
そんなこと出来ないと思う人も、少しずつ実践してみて下さい。
これからも一緒に過ごしていく夫婦です。
出来るだけやすらぎがある暮らしをしていきたいですね。