相手の価値観を気がつく人になろう

相手の価値観を気がつく人になろう

相手がして欲しいことは自分と同じではないことに気がつく

プレゼントをもらうことがうれしい人がいます。リボンで包まれたものの何かを開けるのがワクワクして、楽しみを味わえると言います。

一方プレゼントをあげても喜ばない人もいるでしょう。プレゼントをくれる前に、どんなのが欲しいか聞いてほしかった、人と自分は興味あるものや趣味が違うので、物が欲しいとは思えず、もらってもうれしく思えない人もいるでしょう。

これは相手がして欲しいことが、単純に自分の単位と違う、自分と考えている価値観と違うことを意味しています。自分の価値観で相手に何かをしてあげるのが、本当に相手にしてほしいことではないでしょう。

自分の価値観で考えたことを、相手にあげたが喜んでもらえず、かえって負担になって嫌がられたとします。そしたら何て失礼な人なんだと憤慨するかもしれません。

ふと立ち返ってみて下さい。もし自分だったら、相手が自分の考えと違うことをしてきたら、うれしいと思いますか。もしかして何だか、押し付けのようにも感じませんか？

もちろんしてもらったことには、自分の好みを問わず、感謝をすることは大切でしょう。相手のことを考えるがゆえに、自分の好みの仕方と違っても、喜んで感謝し、このことをしてくれた相手に労いの言葉も述べるでしょう。

でも、出来るだけ相手の価値観に気がついて、そのことを尊重して、相手の立場に立ってしてあげるのが本当に相手がして欲しいことです。

では相手がしてほしいのはどんなことかどのように見極めるのでしょうか。

相手は普段どんな生活なのか

普段から相手の人がどんな生活パターンを送っているのか考えてみましょう。例えば、体調を崩して、寝込んでいるとします。

仕事をいつも忙しくしていて、休む暇もない人だったら、寝込むのは、かえってよい休暇となります。ぐっすりと仕事や人にとらわれず、寝ていたいでしょう。

でも相手のために何かしないとと思い、せっせとお見舞いに行き、寝る人を起こし、気を使わせて、その人に寝る時間を与えなければ、どうでしょうか。

また逆に体調を崩し、長期休暇をしている人は、人恋しくなっているかもしれません。

電話ではなく、メールやLineやSMSなどでさりげなく相手の状態を聞くのもいいかもしれません。

物のプレゼントの面では、普段から洗練されたシンプルな暮らしをしている人は、本当に有用で、自分好みのものしか要らないと思っているかもしれません。

相手に何かをする時には相手の生活や言動を思い、必要な手助けをするのが親切なことでしょう。

相手のことを思って行動しているか

普段から、相手の人が、どのように他の人に接しているか、観察するのは大切でしょう。話をする時には、注意深く、相手の言うことを聴いて、どういう価値観を持っている人なのか理解する習慣を身に着けるとよいでしょう。

誰か一人にとらわれず、普段から人と接して話をする時はよい聴き手になり、相手のことをより理解する機会をとらえましょう。相手のことが理解できるようになっていると、相手の必要なことは何だろうかと行動しやすくなります。

相手のことを思うとはいえ、何かを与えたり、してあげたりする時は、良いことを与えるものです。例えば、大のお酒好きな人がいます。でも、お医者さんに飲酒を止められているのに、お酒を与えたら、それは相手にとって良いことではありません。

どのようにお酒のことを考えずに楽しんでもらえるか。ハイキング好きならどこかへ行く計画を立てたり、美味しい食事を共にして会話をしたりなど、悪いことを強化しないようにしましょう。

相手の価値観を考え、悪いことを与えることになるなら、それは相手にとってもよくありません。あげるなら良いものをプレゼントしましょう。

本当に相手のして欲しいことができるようになろう

相手のことの理解する積み重ねで、相手のして欲しいことがわかるようになっていくでしょう。もちろんすぐにはわからないでしょうが、失敗しても積み重ねが大切です。

➡失敗したと思ったときは、失敗、それがあるから成功へと進める　の記事も参考になります。

相手のことを考え、よく理解し、相手の価値観に気づいて行動するのが、相手にとってよいプレゼントです。

家族でも親との関係でも、とりわけ夫婦でも、近い関係ほど、怠りがちです。一緒に暮らしていても価値観は違うことがあるでしょう。相手の価値観を気づくようにして、相手のことを考えていくなら、相手にとってよいギフトを与えれることになるでしょう。

➡この記事のような自分を向上する手助けとなる、自己啓発カテゴリー　をご覧になって下さい。

➡人との良い関係を持つためには、人間関係のカテゴリーをご覧になって下さい。