暴力をふるう子どもの心を理解する

小さいときはどうだったか

子どもは小さい時は天使

生まれた時は赤ちゃんは天使のようで、かわいくて、どうやって育てよう。

未来はどうなるのかな?色々なことをしてあげよう。しっかりしつけいい子になったらいいな。など希望や理想がいっぱいになるでしょう。

赤ちゃんもしばらく大きくなると、色々親から見るといたずらのような行動をします。

テーブルから物を落とすとか、買ってきたものをなんでもしゃぶるとか本棚の本を落とすとか、おもちゃ箱をひっくり返すとか。目を離していると、親の目から見たら、悪さをしていてちゃんとしつけなきゃと思います。

怒るお母さん

しつけの本はたくさん出回っていてどれからしたらよくわからない。

時間もないし、しつけはだいたいこうゆう感じだろうと小さな大人にするように考えてしまいがちです。

ご飯はきれいに食べるようにし、物を落とさない

汚さないように、落としたり、こぼしたりしたときには叱る。

散らかしたらすぐ片づける。

外では汚いものは触らない、汚さない。

何度も悪いと思うことを、ちゃんとできるように言い聞かせ、ちゃんとしつけてきたので、何事もキレイにでき、親の言うことも聞くいい子になってきました。

 

上手に育ててきた

幼稚園に行くと乱暴に見える子もいます。

片付けできない子もいます。

すぐ泥遊びをして、友達と絡む子もいます。

 

自分の子は? 言うこと聞き、片付けをして、呼べばちゃんと自分のところへ来ます。

汚いことなんかしません。

呼ばれれば元気に返事もします。

何ていい子でしょう。と思うでしょうか。

 

成績もわりと良い

小学校上がる前から、ひらがなカタカナは書けます。

漢字だって書けちゃうものもあります。

低学年の頃は成績もいいです。

小さいころ教えてかいがありました。

 

不満が分からない

小学校高学年になると、親の言うことは聞かなくなります。

特に自分の意志で従って来たのではなく、親に言われてきて怖いから他の世界が見えないから、親のことをとにかく従ってきた子はそうでしょう。

思春期になって自分の心がわかってきた時に、それが自分の意志ではなく、親からの抑圧だった時に特に大きくなります。

いい子に育ってきた子どもの本当の本音が親に分かるでしょうか。

いい子の基準が自分本位だとわからないかもしれません。

かといって誰かがわかるというわけではありません。

でも子どもが不満を表していると思ったら、自分がしてきたことを早めに思い出して、修復していくようにしましょう。

 

小さなことに子どもは傷ついている

暴力をふるってくる前に子どもの小さな変化に気が付いてあげて下さい。

昨今は忙しい時代で大半は共働きの夫婦が多く、お母さんも働いています。

仕事から帰って来て、忙しいかもしれませんが、子どもが学校の話をしてきたり、周りでうろうろしていたら、少し家事の手を止めて、どうしたの?とか、話を向かい合って聞いてあげて下さい。

思春期の子はまだお母さんが必要です。

少し照れも出てきて、話下手かもしれません。

気をつかって、ちょっと忙しくしていると、話を止めてしまうかもしれません。

話の内容に怒ったりしたら、親に話すと怒られるという頭の回路が働き、もう親と話そうとしないかもしれません。

また勉強はしたのと、完全に話と関係のない話題を振られたら自分の話の価値を分かってもらえないと瞬時に悟るでしょう。

 

親子

 

理解してあげよう

子どもは小さな時から我慢してきたかもしれません。

小さな時は、親に不満はほとんど言いません。

でも思春期になると、その抑圧は爆発するかもしれません。

今まではいい子でなんでも言うことを聞いてくれたのにと思うのは間違いです。

それはあなたが子どもを理解してあげなかっただけかもしれません。

 

暴力をふるってきたら、その子の思いを理解してあげるように、これからあなたの接し方を変えていきましょう。