家庭内暴力、家庭で子どもは学んでいた

家庭内暴力の原因は親から学んでいた

何もないところから暴力心は生まれない

子どもの暴力は、育った家庭環境で生み出されます。

家庭で何かしら圧力を受けてきた、暴力にされされている親を見て育った、しつけということで暴力を受けてきた、親の機嫌や感情の変化で暴力や精神的に追い詰めらられてきたなど環境で影響を受けた子たちです。

何もなければ暴力をすることすら思い浮かびません。

子どもの暴力は小さいころからの家庭環境で育まれてきました。

 

夫婦喧嘩、配偶者の暴力を子どもは見ていないか

子どもの見る前で、夫婦喧嘩をしてきてないでしょうか。配偶者からの暴力を受けている奥さんもたくさんいるようです。

男性の配偶者から4人に1人の割合で旦那さんから暴力をふるわれたという調査結果もあります。

繰り返し暴力を受けているのは10人に1人です。暴力を受けているところを見るのは、子どもの心にかなりのトラウマを生みます。

女性の4人に1人が配偶者からの暴力を経験。10人に1人がくり返し暴力を受けています。

政府広報オンライン 暮らしに役立つ情報 から引用

ましてや、子どもも同じように親からの暴力(DV)を受けていたら、子どもの心は傷つき、思春期になると被害者ではなく、加害者へと発展していきます。

子どもに暴力をふるってなくても、暴力を受けてきた親を見てきた影響で子どもも暴力をふるっていくという傾向があります。

親の背中を見て子どもは育つをいいますが、まさに親のしていることを学んでしまったんです。

 

子どもの足のみ

 

育児ストレスを子どもに当たっていないか

子どもが小さい時の育児時代のストレスを、子どもに当たってきたというお母さんもいるでしょう。

子どもは小さいので、叩いたり、殴ったりしても、お母さんに慕ってついていくでしょう。その子どもが将来自分に手を出すとは思わすに、自分の感情でストレスのはけ口にしているのです。

家の中の狭い空間で育てると誰も見ていないと思いがちですが、将来自分に返ってきます。

子どもを自分の気分の浮き沈みの感情で育てるのはやめましょう

 

子どもは家庭で誰にも訴えることができない被害者

子どもには被害者状況の現実

田舎でおじいちゃんおばあちゃんと一緒に大家族でのびのび育った子ども、何だかほんわかしていいなと思いませんか。

単に大家族だからいいのではなく、親子だけという狭い空間でなく、しつけという名の暴力を親から一方的にされることなく、多くの人と触れ合って社会性を育てています。

身近な家族のだれかがいつもいれば、子どもの話も聞いて、おじいちゃんおばあちゃんは長年生きてきた経験で、良いこと悪いことも教えてくれます。

家族が多いから、配偶者からの暴力や、子どもへの暴力ということもないでしょう。こうゆう子どもに必要なことを考えれば、別に田舎じゃなくてもできることです。

親と子どもしかいない核家族は多く、家族の中だけで行われていることは外には見えません。

その中でひそかに行われている小さな暴力の積み重ね、子どもが出来ないことへの嫌味しつけという感情的な暴力、子どもが出来ないことの馬鹿にした言い方お前なんて価値のない等の子どもを傷つける言い方

こうゆうのが積み重なって、子どもの情緒に影響を与えます。

何かを言われても言い返しも、訴えることもできない家庭環境、これでは子どもは裁判ができない被害者です。

 

子どもは逃げ場がない

子どもはどこにも逃げ場がなく、訴える先の親が受け止めない中で育ってきました。

思春期頃になり自我が発達すると、それまで抑圧されてきたものが反抗という形になってきます。更にエスカレートすると暴力という形になります。

子どもが暴力をふるうとこのように考えがちです。

子どもの暴力は、奥さんの育て方のせい

こんな子に育てた覚えがない

親に暴力をふるってなんてやつだ

これは子どもがいうことをきくのが当たり前であり、今までの素直な子だった、学校へ行ったら悪くなったなどの第3者か子ども自身が悪いと考えています。

家庭での積み重ねで起こっているなどとは思ってないようです。

 

子どもへの理解、暴力が出た後の対処

子どもを理解してください

子どもの暴力が出てきたら、心で抑圧されてきたものが爆発してきたんです。

見た目にはわからない、いたたまれない子どもの心をまず親は理解してあげて下さい。

「暴力をふるう子どもの心を理解する」の記事も参考にして下さい。

親から更なる暴力で抑えることはしないようにしましょう。暴力を暴力で抵抗しても効き目がありません。逆に暴力を肯定していることになります。

子どもの言いなりになりすぎてもよくありません。

親も自分たちの失敗は元には戻せませんが、今から理解していくのは大切です。

暴力で怖てて子どものいいなりになる、親に反抗するのでほっておくのは余計に子どもが離れていきます。思春期ごろからは、親に対する反抗以外でも子どもは色々なストレスを抱えています。

本人の支えになるように親は手助けをしてあげて下さい。

その時はまだ反抗心が隠せれないかもしれませんが、親の真剣な対応により成長していくうちに変わっていきます。今は見えませんが、子どもの成長を見守りましょう。

これからの子どもとの関係を修復していって、大人になってその時のことを話せる時が来るでしょう。