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夫婦で定年後を暮らす
定年が来たら奥さんが考えること
旦那さんが会社を定年すると、いつも家にいるようになります。
自分の自由の時間もなくなり、いつも夫の世話ばかりです。奥さんはこんな生活が来てよかった・・と思う人は正直少ないのではと思います。
今の若い年代の人は、旦那さんも積極的に家事に参加したり、子育てを手伝う人も増えてきました。
でも、昭和初期、中期の男子は、「横の物を縦にもしません」。
英語で検索しても「横のものを縦にもしない」の多くの例文は、
“He is too lazy to budge.”
“My husband never lifts a finger to help.”
“He“や”My husband“になっているので、
日本語の主語がなくても、これは「男性や夫」だということが分かるぐらい、この言葉は男性側の日本語です。
この動かない男性を、どうしたら動く人になってもらうか。しかも楽しんで動いてもらうには、どうしたらいいのでしょうか。
数十年の老後をいきいきとしていくのは、奥さんの力が欠かせません。夫婦で共に老後数十年の生活がうまくいくようにまず3つのコツを試してください。
定年後夫婦生活していく上で、うまく行くコツ3つ
1-旦那さんは家事一年生
旦那さんが家事を手伝ってくれた場合、決してけなさないようにしましょう。
もし、かなりうまくできていなくて、やり直しになったとしても、ほとんどわからないようにさりげなく行って下さい。
自分も今の家事ができるようになるには数年かかってきました。出来るようになると、すぐできたものだと誤解しがちです。
料理などをしてくれて、片付けをしてくれないと嘆く人もいますが、まず料理をしてくれたことに感謝します。
片付けをしないと文句を言ったところで、いやいややるのがオチです。「片づけてくれると助かる」など、相手をたてるような言葉を選ぶようにしましょう。
何かをしてくれた時は必ずほめましょう。人間はほめられると、表情に出さなくても称賛されたという良い感情がわきます。
何かがうまくできなくても、やってくれようと思ったことに感謝しましょう。最初からうまくできる人はいないのです。
喜んで一緒にやってくれるようになったら、自分の負担はだいぶ軽くなり、定年後何もできないという旦那さんの自尊心が高まります。
2-見た目は大事
奥さんも朝起きたら、少しこぎれいにして、見た目を整えましょう。
高い化粧品をする必要はありませんが、髪を整えたり、服を少しだけきちんとし、女性を意識しましょう。いつもジャージや同じ汚れた割烹着などでは、女性を感じず、何だか張り合いもありません。
また見た目もそうですが、表情は更に大切です。表情がくもっていたら、整えた見た目も台無しです。大抵は、笑顔を出す人とそばにいると心が癒されます。
見た目には表情も含みます。
体調が悪い、けがをしたなど、今病気や外傷を受けてないかぎり、相手に良いものを見せていきましょう。
3-二人で感動する
定年後は、夫婦二人ということを自覚しなければなりません。
定年前にすれ違いの生活、なかなか分かり合えないと思いながら暮らしてきたとしたら、旦那さん、奥さん双方が努力することは大切です。
前回の「いきいきと老後の生活する」では、旦那さんへの秘訣があります。
奥さんも一緒になって、これからの老後を考えていきましょう。
これからの長い老後、一緒の時間を過ごすのは主に旦那さんとの時間です。体の衰え、どちらかの介護、病気などを乗り越えていくのに、双方が助け合っていくのが第一にやってきます。

快く助け合えるように、今のうちに心を通わせて行きましょう。二人で何かを行う、歩くなどでもいいでしょう。
どこか旅行へ行くのもいいでしょう。その時に、相手の感動した風景を一緒に感動するのです。
最初は自分と違う感動箇所でも、相手を分かり合っていく。これを積み重ねていきましょう。
うまく最初は行かなくても、どちらかが相手が合わせてくれている小さな努力は、いつか相手にも通じあえます。
夫婦単位で
子どもも大きくなった後の定年、どうしても夫婦単位で動くことが多くなります。
定年は現在60歳が多く、その後、高齢化社会の日本では平均で20年以上もまだ人生が続きます。

定年は60歳では早いと思うぐらい元気な頃です。
まだ何でもできそうですが、体が動かなくなる老いはどんどん迫ってきています。
定年後、夫婦で一緒にいきいきと暮らし、まだ元気なうちに、これからの老後で障害があっても乗り越えていく準備を少しずつ整えて行っていけるといいですね。