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やる気のある子どもを育てる
うちの子はやるきがない?
だいたいうちの子は無気力で、何にもやる気を出してくれないの。
勉強はしたくないっていうし、家でぼーとしていて、お手伝いするわけでもない、やる気がある子どもを育てるなんて、と思うかもしれません。

やる気をあるということは、自分の意志で気持ちが動くということです。
人から何かを言われてやるというのでは、やる気ではないでしょう。
他人の意志で動いているということです。
自分の意志と違うとわかったところで、自分がやりたいことではなかったと拒絶反応も来るでしょう。
ではやる気をある子にするには、どうしたらいいんでしょうか。
どうしたらやる気のある子になるの
子どもは遊びを充分させましょう
一見大したことないと思われる遊び体験をいっぱい持つんです。
遊びには、これから歩んで行かなければいけないことを体験で育てていきます。
遊びは、自分から進んで行うことです。
人から言われてではなく、自分から、楽しんで、夢中になってやります。
この夢中になってすることでやる気が育ちます。
この体験がないと、やる気のある子にはなっていきません。
言われて行うのが積み重なっては、ロボットのような無気力な子になってしまいます。
遊ぼうと思ったことが否定されるのは、やる気の芽を摘んでいるようなものです。
一見大人にとって何でもないようなことが、実はやる気を育てていく大切な要素なんです。
例えばここでは、何でもないように見えるやる気を育てる遊び4つをあげます。
やる気を育てる遊び4つ
こんな遊び体験をしよう
1 友だちとはしゃぐ
誰かと遊ぶ、けんかしても、走り回っても、家族以外のコミュニケーションを持つんです。
自分から進んで友だちと何かしたいと思います。
対人関係を学んで、ストレスに強い子にも育ってきます。
2 何かを夢中で追いかける
虫を追いかける。魚を採るなどは、探求心を育てます。
小さな虫をじっと見て、何をしているんだろうと考えてたら、チャンスです。
子どもと一緒に疑問に思ったことを、本やインターネットで一緒に調べてみましょう。
自分で考え、調べ、分かったという経験はずっと生きてきます。
3 泥の山を一生懸命作る
砂場があったら、砂で十分遊ばせましょう。
土いじり、砂いじりは子どもの情緒を安定させます。
砂山を作ろうとしても、うまく作れません。
砂はさらさらして、壊れやすく、どうしたら固まるのかと考え、水を加えたりして、工夫していきます。
そうやって自分で考えていき、出来た時の達成感を味わいます。
4 川で水の冷たさを体験する
川は、プールの水やお風呂とは違い、子どもに合わせてくれません。
冷たいんです。石はごろごろしています。
流れがあるところだと、立とうとしてもぐらつきます。
危ないことも学んでいくんです。
出来るだけキレイな上流の川の浅瀬になっているところで、親と一緒に体験してさせて下さい。
近くの川では子ども同士で行かないように注意してください。
親が決めた範囲で安全な場所で遊ぶことを教えて下さい。
楽しめる場所と危険な場所を教えることも大切です。
全て禁止したら、好奇心だけが出てきます。

遊びを充分に体験させる
遊びを充分体験させること、それが子どもをやる気のある子に育てています。
自発的に遊びを見つけていく、という経験が大切です。
くだらないと思われる遊びの中には、これから生きていく社会との懸け橋も学んでいます。
心の中の情緒も育てています。
やる気の芽は摘まないようにしていきたいものです。