お母さん、育児には子離れが必要です

 

子育て時期

 

子育て時期の最初は何だかわからず、とにかく夢中でやってきました。

小さい時はどんな時でも子どもにとって、お母さんが一番でした。

お母さんは大変ですが、やりがいを感じて育ててきました。

 

子どもも大きくなって、お母さんは少しずつ成長に合わせ、子育ての手を緩めていったでしょう。

そしてとうとう、その子育て時期は終わりが来ます。

子育て時期が終わるとは、頭では分かっていますが、なかなか子離れできない人もいます。

 

子離れできない。どういう人がなりやすい

 

親にとって子どもは自分が生んで育てたとはいえ、別の人間です。

子どもが小さい時は、食べ物を与えたり、体験を色々したり、勉強をする能力を培うように助けたり、親の愛情を注いだりすることはたくさんあります。

自我が芽生えていくと、必要に応じた体験などをして道筋を与えていくという役割もあります。

ある程度大きくなると、自分で何でもできるようになっていきます。

 

子どもが出来ることに応じて、親の手も緩めていかなければ子どもは成長できません

子育てに全力を尽くしてきた人は、度合いの差はあっても、子どもに目を向けて、子どものために良かれと思うことをしてきたでしょう。子どもは素直に愛情を返してくれるので、やりがいもあったでしょう。

 

旦那さんが自分の楽しみばかりして、子育てに参加してくれない、奥さんに対する愛情も示さないとあったら、余計に子どもばかりに目がいったことでしょう。

仕事を持っていない主婦、専業主婦の方が、子離れできずに子どもが巣立った後の空虚感をひどく感じて、子離れを現実的に見えない傾向にあります。

自分のポジションは、子どもがいて成り立つという図から離れられないようです。

社会参加を多くして、外の世界にも目を向けれる主婦の人とは違うようです。

 

手抜き知らずの真面目な人もなりやすいと言えます。

子育て中は育児書通りのやり方で、食事、環境、勉強などを整えて来た、自分がちゃんとやったおかげで子どもも立派に成長したというのは立派でしょう。

でもそれでも飽き足らずに、更に大人になっても子どもから離れられない人は子離れが出来ていません。

自分がいなければ、子どもはうまくできないと思っているかもしれません。

 

こども

 

どうして子離れできないか

 

子どもがいて、自分がいて、自分の場所は確立されていました。

子どものためを思ってやっていて、自分の多少の犠牲は致し方ないと考えてきて生きてきた人は、子離れしにくい傾向にあります。

子どもに依存しすぎていて、子どもが巣立っていくと虚しさを感じてしまうようです。

必要以上に子どものために思うのは、子どもの成長の妨げになります。

 

うつ状態に注意

 

全力投球で、子育てをしてきたお母さん。

子どもが離れていくと、自分の世界と子ども世界が離されて、自分自身の場所がなんだか何もない空間にいるような感じをするかもしれません。

他の世界に目を向けれるといいのですが、いつも虚しさばかり感じていると心身の状態が悪くなって、うつなどの症状を現れる人もいます。

うつ状態になると、いつもとは違う自分になってしまいます。

以下のような状態になったら注意が必要です。

憂うつ、気分が重い、気分が沈む、悲しい、不安である、イライラする、元気がない、集中力がない、好きなこともやりたくない、細かいことが気になる、悪いことをしたように感じて自分を責める、物事を悪い方へ考える、死にたくなる、眠れない
厚生労働省・みんなのメンタルヘルスより引用

 

このようなうつ前兆や、気分障害などの心身の病気にならないようにどうしたらいいのでしょうか。

 

旦那さんの協力

 

旦那さんは、今まで育児に協力してくれなかったかもしれません。

もしくは、奥さんが旦那さんのやっていることに興味を示さなかったかもしれません。

子どもが巣立った後は、夫婦で生活していかなければのです。

今まで子育てに夢中で、見えていなかったものを見て下さい

 

旦那さんと一緒に出来ることはないでしょうか。

これからの高齢化社会、子育て時期より、旦那さんと過ごす時期の方が長いのです。

自分の虚しさややってきたことを話して、少しでも心の隙間を埋めれることはできないでしょうか。

旦那さんが子育てに興味がないばあい、旦那さんのやっていることに興味を持ってみて下さい。

専業主婦なら、夫婦の時間を持つように時間を当てていくのはどうでしょうか。

 

子育てから子離れへ

 

お母さん、育児には子離れが必要です

子どもは成長していけば、母親が干渉することは少なくしなければなりません。

子どもは一定の時期だけ成長を育て、後は自分自身で人生を歩んでいかなければなりません。

それにはつまづきや戸惑いなど、思ってもみなかった大変なこともあるでしょう。

 

お母さんは、これからの人生の見守ることはすれど、手出し口出ししすぎては、子どもの人生のためになりません。

子どもが生きていく人生、自分が生きていく人生は違うということを自覚して、子育てが終わったら、子どもの巣立ちを喜んで見守って下さい。

今度はお母さん自身の次の人生を歩んでいきましょう。